八代市|雨漏りしたコロニアル屋根、塗装の前に下地を補修した事例

施工事例

雨漏りした八代市の屋根
塗装の前に下地から直す

✓ この記事の結論

熊本県八代市で、雨漏りしていたコロニアル屋根の施工事例です。屋根材を外すと、雨漏りしていた場所の下の合板が傷み、穴が開いていました。屋根材の下の合板には、屋根の表面に塗る塗料は届きません。

傷みは、雨漏りしていた場所の周りに限られていました。そこで、お客様のご予算もふまえて、その場所だけ屋根材を外して下地を補修しました。屋根全体を塗装したのは、屋根材に色あせや劣化があり、お客様も塗り替えを希望されたためです。工期は4日です。

工事のあと、この屋根では雨漏りが止まりました。雨漏りしていた場所の下地を補修し、さびて穴が開いた下がり棟(屋根のてっぺんから軒先へ斜めに下りる境目)の板金を新しくしたうえでの結果です。

このページは、熊本県で屋根塗装・外壁塗装を行う株式会社ミツトミテック(MITSUTOMI TEC)がまとめました。八代市でも、雨漏りしている屋根の現地調査を行っています。

塗装前の赤いコロニアル屋根。下地の補修と板金の交換を終え、高圧洗浄をしたあとで、表面が白っぽく傷んでいる
塗装前(高圧洗浄後)
灰色に塗装したコロニアル屋根
塗装後

熊本県八代市

雨漏りしたコロニアル屋根の下地補修と塗装

「塗装前」は、下地の補修と下がり棟の板金の交換を終え、高圧洗浄をしたあとの写真です。

工期 4日屋根 131㎡(見積数量)3回塗り

01ご相談のきっかけと、工事の概要

お客様は、ほかの会社から屋根工事の見積もりを受け取ったあと、当社にも相談されました。屋根はしばらく手入れをしていない状態で、雨漏りが起きていました。

施工場所熊本県八代市
施工時期2026年後半
屋根の状態雨漏りが起きていた
工期4日
屋根材コロニアル(スレート屋根)
屋根の面積131㎡(見積書の数量)
工事内容屋根下地の補修、下がり棟板金の交換、屋根塗装

コロニアルとは

コロニアルは、薄い板状の屋根材を少しずつずらして重ねて張る屋根です。「スレート屋根」「化粧スレート」とも呼ばれます。重ねて張るため、塗装するときは重なりのすき間を塗料でふさがない「縁切り」という作業が要ります。

「カラーベスト コロニアル」は1961年に発売された屋根材の商品名です(出典:ケイミュー「沿革」)。

02屋根に上がって分かった、下地の腐食

屋根に上がって屋根材の上を踏んだとき、下地が腐っていると分かりました。代表取締役の富永 展光は、このときのことを「踏んだ時に下地が腐ってる」と話しています。

コロニアルの下には、雨水を防ぐシート(下葺き材)と、屋根材を支える合板の下地(野地板)があります。

雨漏りしていた場所の屋根材を外すと、下地の合板が傷み、穴が開いていました。下地が傷んでいた場所は、雨漏りしていた場所と同じでした。穴の開いた合板の様子は、04「工事の流れ」の写真1でご覧いただけます。

03塗装だけでは、屋根材の下の傷みは直りません

屋根塗装は、屋根材の表面を塗料で覆う工事です。屋根材の下にある合板には、上から塗った塗料は届きません。屋根の直し方を比べると、次のようになります。

直し方 何をするか
屋根塗装屋根材の表面を塗料で覆う
部分補修
+塗装
(この事例)
傷んだ場所だけ屋根材を外して下地を補修し、そのあと屋根全体を塗装する
カバー工法今の屋根の上に、新しい屋根材をかぶせる
葺き替え屋根材を全部張り替える

この屋根では、傷みが雨漏りしていた場所の周りに限られていたことと、お客様のご予算をふまえて、部分補修を選びました。屋根全体の塗装は、屋根材の色あせや劣化があり、お客様も塗り替えを希望されたことから行っています。どの直し方が合うかは、屋根ごとに傷んだ場所と範囲を確かめてからご説明します。

屋根塗装の流れ(ご相談から工事完了まで)は、「熊本県の屋根塗装」のページにまとめています。

費用は、屋根の広さと、屋根材を外して補修する範囲で変わります。この事例の施工金額は載せていません。屋根も一緒に塗るときに見積書のどこが変わるかは、「熊本の外壁塗装の費用(見積金額が変わる理由)」で説明しています。

04工事の流れ:下地補修→板金→塗装

工事は、下地の補修、下がり棟の板金の交換、塗装の順に進めました。写真は工事の順に並べています。

工事1

傷んだ下地を補修する

穴の開いた合板は新しい合板に替え、合板を支える木材(木下地)は新しい木材を足して補修しました。合板の上に下葺き材を施工し、新しい屋根材を張りました。

屋根材を外した部分の、傷んで穴が開いた下地の合板
1屋根材を外すと、下地の合板に穴が開いていました。
傷んだ合板を取り除き、合板を支える木材が見えている屋根
2傷んだ合板を撤去しました。合板を支える木材と、屋根の内側が見えています。
新しい木材を足して補修した木下地
3新しい木材を足して、木下地を補修しました。
補修部分に新しく張った合板
4開いた部分は、新しい合板でふさいでいます。
合板の上に施工した下葺き材
5合板の上に、下葺き材を施工しました。
補修部分に張った灰色の新しい屋根材と、周りの赤い屋根材
6灰色の部分が、新しく張った屋根材です。

工事2

さびて穴が開いた下がり棟の板金を新しくする

下がり棟の板金は、さびて穴が開いていました。そこで、板金を留めるための木下地を新しく取り付け、その上から新しい板金をかぶせて固定しました。

下がり棟に取り付けた新しい木下地
1下がり棟に、新しい木下地を取り付けました。
木下地の上に下がり棟板金をかぶせて固定する作業
2木下地の上に板金をかぶせて固定しました。
取り付けを終えた下がり棟板金(塗装前)
3取り付けを終えた下がり棟の板金です(塗装前)。

工事3

高圧洗浄、塗装、縁切り

塗装の前に、高圧洗浄で屋根の汚れを落としました。洗浄後の屋根には、表面が白っぽく傷んだ部分がありました(冒頭の「塗装前」の写真)。

この屋根は、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗りました。下塗りは、上に塗る塗料を屋根材に密着させるための工程です。

見積もりの段階では、下塗りの塗料を2種類書いていました。高圧洗浄のあとに屋根材の表面の状態を見てから決めるためです。洗浄後の状態を見て、下塗りには浸透性パワーシーラーを使いました。中塗りと上塗りは、屋根用塗料のナノルーフ10です。

工程 使った塗料
下塗り浸透性パワーシーラー
中塗り
上塗り
ナノルーフ10(水谷ペイントの屋根用塗料)

コロニアルを塗装するときは、重なりのすき間を塗料でふさがないようにする「縁切り」をします。重なりを塗料でふさぐと、漏水の原因になるためです。ナノルーフ10の販売ページ(カインズ)の使用上の注意には、縁切りの方法が2つ書かれています。上塗りの前にすき間へ部材(タスペーサー)を差し込む方法と、塗り終えたあとに工具(皮スキなど)ですき間を切る方法です。この屋根では、部材(タスペーサー)は使わずに縁切りをしました。

05工事のあとの屋根

工事を終えたあと、この屋根では雨漏りが止まりました。雨漏りしていた場所の傷んだ下地を補修し、さびて穴が開いていた下がり棟の板金を新しくしたうえでの結果です。赤い屋根は灰色に塗り替え(冒頭の「塗装後」の写真)、補修で張った屋根材も周りと同じ色になっています。

塗装後の屋根と下がり棟板金を別の角度から見た様子
塗装後屋根と下がり棟の板金を、別の角度から見た様子です。

工事のあとに気になることがあれば、ご相談ください。ほかの屋根の施工例として、「熊本市中央区で、セメント瓦を補修してから屋根を塗装した事例」もご覧いただけます。

雨漏りの現地調査では、屋根に上がって傷んだ場所を確かめるほか、家の中の天井のしみなども拝見します。そのため、お立ち会いをお願いしています。現地調査は1時間ほど、見積書は3日以内にお渡しするのが目安です。

屋根材の下の傷みは、屋根材を外してはじめて分かることがあります。工事中に、調査のときには見えなかった傷みが見つかったときは、作業の前にご説明し、ご了承をいただいてから進めます。

ご相談は、お電話(0964-41-2232)か、お問い合わせフォームからどうぞ。

06雨漏りに気づいたら、ご自宅でしておくこと

天井や押し入れのしみは、家の中から確かめられます。ただ、天井のしみだけでは、雨水が入った場所も、屋根の下地がどこまで傷んでいるかも分かりません。この事例でも、屋根に上がって屋根材を外し、傷んだ場所を確かめてから補修しました。

ご注意ください:屋根にはご自身で上がらないでください。コンセントやプラグ、家電が濡れているときは触らず、電気工事店などにご相談ください。

ご相談までにしておくこと

  • ✓ 水が落ちている場所の真下にバケツや雑巾を置き、近くの家電は、濡れていなければ離す
  • ✓ しみが出た部屋と場所、雨が降った日を書き留め、しみの写真を撮っておく
  • ✓ 地上や2階の窓から見える範囲で、屋根の色あせや白っぽさ、棟の板金のさびに気づいたら書き留めておく(見えた範囲で構いません)

ご相談のときに伝えていただくと、私たちが雨漏りの様子をつかむ手がかりになります。

07屋根工事の見積もりを比べるときに確かめたいこと

雨漏りしている屋根の見積もりを比べるときは、次の5点を、見積書や担当者の説明で確かめてください。

  • ✓ 屋根に上がって状態を見たか。上がって何が分かったかを担当者に聞き、屋根の上の写真も見せてもらってください。
  • ✓ 雨漏りしている場所に、塗装以外の補修が入っているか。入っていない場合は、その理由の説明があるか。
  • ✓ 下塗り・中塗り・上塗りに使う塗料の名前が書いてあるか。
  • ✓ 下塗りの塗料が複数書いてある場合は、どの条件でどれを使うのか説明があるか。
  • ✓ コロニアルの屋根なら、縁切りが工事に入っているか。すき間に部材(タスペーサー)を入れるのか、塗り終えたあとに工具ですき間を切るのか、方法も聞いてください。

外壁塗装向けの記事ですが、「契約前に見積書で確認したい7項目」には、屋根工事の見積もりにも当てはまる点が多くあります。工事内容や塗料の書き方、追加工事の扱いなどをまとめています。

08よくある質問

Q

雨漏りしている屋根は、どんな工事が必要ですか?

A

屋根ごとに違うため、屋根に上がって、傷んだ場所と下地の状態を確かめてからお伝えします。この事例では、雨漏りしていた場所の下地が傷んでいたため、塗装の前に下地を補修し、下がり棟の板金も新しくしました。

Q

ほかの会社の見積もりを持って相談してもよいですか?

A

構いません。屋根を現地で確認し、当社として必要と考える工事をご説明します。

Q

現地調査や見積もりに費用はかかりますか?

A

かかりません。工事の費用は、現地調査のあとに見積書でお伝えします。

CONTACT

雨漏り・屋根の傷みのご相談

現地調査 無料お見積もり 無料他社の見積もりも見ます

書き留めたメモやしみの写真があれば、お電話のときに手元に置いていただくと、話が早く進みます。なくても構いません。現地では屋根に上がって状態を確かめ、屋根の上で撮った写真をお見せしながら、必要な工事をご説明します。工事中の写真も、ご希望があればお渡しできます。

電話で相談する0964-41-2232

フォームで相談する ›

運営:株式会社ミツトミテック(MITSUTOMI TEC)/熊本県熊本市南区城南町阿高719-2/熊本県知事許可(般‐8)第20742号(塗装工事業)/設立2015年
監修:富永 展光(株式会社ミツトミテック 代表取締役/塗装の経験 約15年)
最終更新日:2026年10月28日