熊本の外壁塗装の費用が家ごとに変わる理由|実際の見積書3件と施工事例で解説
熊本県の外壁塗装の費用
費用が家ごとに
変わる理由
✓ この記事の監修
富永 展光
株式会社ミツトミテック 代表取締役/塗装の経験 約15年
このページは、熊本県で外壁塗装・屋根塗装を行う株式会社ミツトミテック(MITSUTOMI TEC)がまとめました。
01 費用が家ごとに変わる6つの理由
外壁塗装の費用は、主に次の6つの条件で変わります。1つずつ説明します。
1. 塗料のグレード
塗料には、値段と長持ちの目安が違う種類(グレード)があります。当社の見積もりでは、同じくらいの広さの家で金額に一番差が出るのが、この塗料のグレードです。当社では通常、シリコン系と無機系の2種類から選んでいただいています。
- 費用をおさえたい方には、シリコン系(主にロックペイント「ハイパービルロックセラ」)
- できるだけ長持ちさせたい方には、無機系(主にロックペイント「ロック ジェニュイン」)
ロック ジェニュインは、メーカーが公表している期待耐用年数(長持ちの目安)が20〜25年です。これはメーカーが示す目安で、その年数を保証するものではありません。実際の持ちは、建物の状態や周りの環境で変わります。無機系の塗料については無機系塗料による外壁塗装のページでも紹介しています。
2. 塗る面積と外壁の形
塗る面積が広いほど、塗料も手間も増えます。同じ延床面積の家でも、階数や窓の数、外壁の凹凸によって作業の量は変わります。表面に凹凸のある外壁は、くぼみの奥まで塗料を行き渡らせる必要があるため、同じ広さの平らな外壁より手間がかかります(下の事例3)。
3. 足場が必要かどうか
平屋など低い建物では、足場を組まずに施工できる場合があります。足場が要らなければ、その分の費用はかかりません。屋根も一緒に塗る場合は、外壁と同じ足場を使えることがあります。足場が必要かどうかは、現地で建物の高さや周りの状況を見て判断します。
4. 下地補修の量
ひび割れや傷みが多い家ほど、塗る前の補修(下地補修)に手間がかかり、その分金額も上がります。当社の塗装は基本的に3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)ですが、下地の状態が悪い場合は下塗りを2回にして、合計4回塗りにすることもあります。
下地補修は、見積書に項目として分けて書かれることも、ほかの項目や一式の中に含めて書かれることもあります。下地補修の項目が見当たらないときは、どこに含まれているか、どんな補修をするのかを施工会社に聞いてみてください。外壁のひび割れについては外壁のひび割れは放置NG?で説明しています。
5. シーリングの工事方法
シーリングは、外壁の板と板のすき間や窓のまわりを埋めている、ゴム状の材料です。古いシーリングを取り除いて新しく入れ直す「打ち替え」と、古いシーリングの上から足す「増し打ち」があり、どちらで工事するかで作業の量が変わり、金額も変わります。板状の外壁材(サイディング)の家は、つなぎ目が長いほど作業の量が増えます(下の事例1)。
見積書に打ち替えか増し打ちかが書かれていないときは、どちらの方法か聞いてみてください。シーリングの傷みについてはシーリングのひび割れ・隙間で説明しています。
6. どこまで塗るか(工事の範囲)
外壁だけを塗るのか、屋根も一緒に塗るのかで、金額は大きく変わります。外壁以外の部分(付帯部)も同じです。軒天(家の外に張り出した屋根を、下から見上げたときの天井部分)、雨樋、破風(屋根の端の板)、雨戸、木部、敷地を囲む塀など、どこまで含めるかで工事の項目が増えたり減ったりします。屋根の塗装については熊本県の屋根塗装のページをご覧ください。
02 見積書に並ぶ主な項目と「一式」の見方
外壁塗装の見積書には、塗る作業のほかに、準備や補修の項目が並びます。主な項目は次のとおりです。
| 項目 | 何をする工事か |
|---|---|
| 足場 | 作業用の足場を組み、塗料が飛ばないようシートで囲みます。 |
| 高圧洗浄 | 外壁の汚れやコケを水で洗い流します。 |
| 養生 | 窓や床など塗らない所を、シートやテープで覆います。 |
| 下地補修・ シーリング | ひび割れを埋め、外壁のつなぎ目のシーリングを直します。 |
| 下塗り | 上に塗る塗料を外壁に密着させるための材料を塗ります。 |
| 中塗り・ 上塗り | 仕上げの塗料を2回重ねて塗ります。 |
| 付帯部の 塗装 | 軒天、雨樋、幕板(外壁の途中に付いた帯状の板)、金属部分など、外壁以外の部分を塗ります。 |
見積書では、項目ごとに数量と単価を書く場合と、「一式」とまとめて書く場合があります。当社の見積書でも、一式で書く項目があります。一式という書き方そのものが悪いわけではありません。確かめたいのは、その金額に何の工事が含まれているかを、施工会社が説明できるかどうかです。たとえば、工事の内容と範囲、使う材料、数量や金額の根拠です。
小さな付帯工事の一式より、外壁塗装の全体の一式のほうが、確かめたいことは多くなります。当社が外壁全体を一式で書くときは、面積・塗料名・塗り回数と、下地補修・シーリングの工事方法を、見積書か口頭でご説明しています。説明を聞いても中身が分からないときは、契約を急がず、ほかの会社の見積書と比べてみてください。見積書で確かめたい点は、契約前に見積書で確認したい7項目にまとめています。
03 当社の見積書3件で、塗料と工事の範囲を比べます
2026年に当社が作成した外壁塗装(屋根を含むものもあります)の見積書3件について、塗料と工事の範囲を並べました。3件は別々のお住まいの見積書で、お客様が特定されないよう、お名前や場所は載せていません。足場と外壁・屋根は面積(㎡)、シーリングと雨樋などは長さ(m)で数えます。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして見られます。
| 項目 | 見積A | 見積B | 見積C |
|---|---|---|---|
| 外壁の面積 | 132㎡ | 166㎡ | 245㎡ |
| 外壁の塗料 | シリコン系 ハイパービルロックセラ |
無機系 ロック ジェニュイン |
シリコン系 ハイパービルロックセラ |
| 足場 | 不要(平屋) | 272㎡ | 366㎡ |
| 屋根塗装 | 見積に含まない | 64㎡ | 120㎡ |
| シーリング | 見積に含まない | 277m | 384m |
| 付帯部 | 軒天43㎡、 雨樋・幕板155m ほか |
見積に含まない | 見積に含まない |
同じ外壁塗装の見積書でも、塗料、足場の有無、屋根を含むかどうか、シーリングの量など、条件は大きく違います。見積Aは平屋で足場が要らず付帯部を含み、見積B・Cは足場・屋根・シーリングを含みます。足場や屋根、シーリングが加われば、その分の作業と材料が増えるため、金額は上がります。
塗料は、見積Bが無機系、見積A・Cがシリコン系です。ただし3件は広さも工事の範囲も違うため、この表から塗料だけによる金額の差を読み取ることはできません。また、下地補修の量もこの表では比べていません。
見積Cの家は、すでに工事が完了しています。施工の様子は、下の事例1で紹介しています。
見積書同士を比べるときは、結論でお伝えした順に条件をそろえてから、金額を見てください。条件がそろっていない見積書同士は、金額だけでは比べられません。
金額を載せていない理由:3件の金額を平均しても、お住まいの金額の目安にはなりません。条件がこれだけ違うからです。
また、見積もりの金額と、最終的に契約する金額が同じとは限りません(どんなときに変わるかは、下の「よくある質問」で説明しています)。
04 施工事例3件:家の条件で増える作業
ここからは、当社が熊本県内で施工した3軒の事例で、家の条件によってどんな作業が増えるかを、施工写真で紹介します。
事例1:屋根も同時に塗った2階建て(サイディングの外壁)
板状の外壁材(サイディング)を張った2階建てで、外壁と、薄い板状の屋根材(コロニアル)の屋根を同時に塗装しました。上の表の見積Cの家で、外壁245㎡・屋根120㎡・シーリング384mを、見積書の数量どおりに施工しています。この事例で工事の項目を増やしたのは、シーリングの打ち替えと屋根の塗装の2つです。
この家では、外壁のつなぎ目のシーリングを打ち替えました。屋根は、ひび割れの補修と棟板金の釘打ち・シーリングを行ってから、下塗りと中塗り・上塗りをしました。塗料は、外壁がロックペイント「ハイパービルロックセラ」、屋根が水谷ペイント「ナノルーフ10」です。行った主な作業は次のとおりです。
- ✓ 外壁:高圧洗浄、補修(シーリング・パテ)、シーリングの打ち替え、下塗り(エポキシ系の下塗り材。2つの液を混ぜて使う種類)、中塗り・上塗り(ハイパービルロックセラ。シリコン系の塗料)
- ✓ 屋根:ひび割れ補修、棟板金の釘打ち・シーリング、下塗り、中塗り・上塗り
ベランダの床は、外壁・屋根とは別の見積もりで工事しました。既存の防水層を残したまま下地を整え、表面を守る仕上げの塗料(トップコート)を塗り直しています。ベランダの床は外壁塗装の見積もりに入っていないことがあるため、気になる場合は一緒に見てもらってください。防水工事については防水工事・シーリング工事のページで説明しています。
この事例のポイント:サイディングの家で、つなぎ目のシーリングが痩せたり割れたりしている場合は、打ち替えが見積書に入ることが多くなります。屋根も傷んでいれば、外壁と屋根を同じ足場で塗るかどうかで総額が大きく変わります。
事例2:木部・雨戸・塀まで塗った和風の住宅
瓦屋根の和風の住宅で、表面がざらっとした仕上げの外壁を塗装しました。外壁以外に塗る場所が多いと、工事の項目が増えます。この家では、雨戸、木部、敷地を囲む塀も塗りました。
木部は外壁と材料が違うため、外壁とは別の項目として塗ります。お住まいの木部が同じように色あせていれば、塗る場所に入るかどうかを見積もりの前に確かめてください。
雨戸のように溝の多い部分は、スプレーガンで塗っています。玄関まわりの木の柱と、塀はローラーで塗りました。塀は道路に面して長く続くため、塗る面積は小さくありません。家の外壁だけの見積もりと、塀まで含めた見積もりでは、塗る面積がはっきり違ってきます。塀や門まわりも塗りたい場合は、現地調査のときに伝えてください。
この事例のポイント:外壁の広さが同じくらいの家でも、雨戸・木部・塀など外壁以外に塗る場所が多いと、その分だけ総額が上がります。
事例3:凹凸のある外壁と基礎の補修(2階建て)
瓦屋根の2階建てで、表面に細かい凹凸がある外壁を塗装しました。この事例の特徴は、外壁の凹凸と、塗装の前に行った基礎のひび割れ補修です。
凹凸のある外壁は、理由2で説明したとおり、平らな外壁より塗る手間がかかります。建物の基礎にもひび割れがあり、塗装の前に補修材を詰めて埋めました。ひび割れは外壁の面ごと・場所ごとに状態が違うため、現地で見てから補修の量を決めます。外壁以外では、屋根の端の板(破風)、雨樋、雨戸を茶色に塗り、外壁の白との組み合わせで仕上げました。
この事例のポイント:凹凸のある外壁や、基礎・外壁にひび割れがある家では、塗る手間と補修の量が総額に表れます。
ほかの施工例は施工実績のページでご覧いただけます。
05 塗装だけでは解決できないケース
次のような傷みは、外壁を塗るだけでは直りません。塗装工事の中で行う補修とは別の工事が必要になり、その分も費用に加わります。
- ✓ 雨漏りしている:雨水の入り口を見つけて補修する必要があります。外壁を塗るだけでは雨漏りは止まりません。
- ✓ 下地の傷みが深い:ひび割れやシーリングの補修は塗装工事の中で行いますが、傷みが深い場合は、部分的な大工工事が必要になることがあります。
- ✓ 外壁材そのものが傷んでいる:状態によっては、塗装ではなく張り替えが必要な場合があります。
どの工事が必要かは、現地で外壁や屋根の状態を確認してから判断します。雨漏りや傷みが気になる場合は、無料の現地調査のときにお伝えください。屋根の例では、八代市で雨漏りしたコロニアル屋根を、塗装の前に下地から補修した事例を紹介しています。
06 よくある質問
07 無料見積もりの流れ
STEP1
お問い合わせ
お電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。
STEP2
無料の現地調査(1時間ほど)
日程をご相談のうえお伺いします。外壁の面ごとの傷み、シーリングやひび割れ、屋根の状態を見ます。立ち会いはどちらでも大丈夫です。
STEP3
見積書のお渡し
調査から3日以内を目安に、必要な工事とその金額になる理由をご説明します。見積書をお渡ししたあとにお断りいただいても、費用はかかりません。
足場が要るかどうか、下地補修がどれだけ要るかは、建物を見ないと決まりません。無料の現地調査で確かめ、塗料の種類と工事の範囲を書いた見積書をお渡しします。熊本県内全域に対応しています。次のようなご相談だけでも構いません。
- 「うちの家だと、どの工事が必要?」
- 「塀や雨戸も一緒に塗った方がいい?」
- 「屋根も同時に塗るべきか知りたい」
- 「ほかの会社の見積書の内容が分からない」
外壁塗装について詳しくは熊本県の外壁塗装のページをご覧ください。
あわせて読みたい情報
運営:株式会社ミツトミテック(MITSUTOMI TEC)(熊本県熊本市南区城南町阿高719-2/熊本県知事許可(般‐8)第20742号(塗装工事業)/設立2015年)
監修:富永 展光(株式会社ミツトミテック 代表取締役/塗装の経験 約15年)
最終更新日:2026年10月28日













